お知らせ脳若ステーションに関する情報
2025年10月14日 お知らせ
国際学術誌「Gerontechnology」に研究論文が掲載されました!
当社の『脳若365』を活用した高齢者の社会参加に関する研究論文が、国際的な学術誌「Gerontechnology」に採択され、掲載されました。本研究により、『脳若365』が特に一人暮らしの高齢者のコミュニケーションを活性化させ、社会的な孤立を防ぎ、精神的な安定に寄与する可能性が示されました。

掲載論文
- 学術誌名:Gerontechnology
- 論文タイトル:Increasing social participation through morning SNS roll-call and personalized conversations: Targeting individuals who live alone with customized messaging
- 著者:Mari Mitsuoka, Shigekazu Ishihara, Ryoko Watanabe, Ryosuke Mitsuoka, Hiroko Murayama, Shinya Tokuga, Ruri Otsu, Chihiro Yamaguchi
- 発行年:2025年
研究の概要
本研究は、大分県で実施されたオンラインコミュニティ「Online-Kayoinoba(オンライン通いの場)」の参加者を対象に行われました。LINEを活用した当社のサービス『脳若365』による毎朝の点呼と、利用者一人ひとりに合わせたコミュニケーションが、特に一人暮らしの高齢者の社会参加や精神的な幸福にどのような影響を与えるかを検証しました。
主な研究結果
✅ 一人暮らしの高齢者は、そうでない高齢者に比べて、『脳若365』への返信率が有意に高いことが示されました。
✅ メッセージのやり取りを分析した結果、参加者の興味や活動の変化が明らかになり、悲しい感情の表現の後に肯定的な感情が増加する傾向が見られました。
これらの結果から、『脳若365』を通じた継続的で個別最適化されたコミュニケーションが、高齢者の社会参加を促し、精神的な安定につながる可能性が示唆されました。
本研究は、『脳若365』が科学的根拠に基づいた有効なサービスであることを示す重要な一歩です。当社は今後も、高齢者の皆様が生き生きとした毎日を送れるよう、サービスの向上と研究開発に努めてまいります。
論文の詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。
謝辞
本研究にご協力いただいた参加者の皆さま、大分県庁、関係機関、そして査読者・研究事業スタッフの皆さまに心より感謝申し上げます。
取材・お問い合わせ
研究内容や共同実装、取材のご相談は下記までご連絡ください。
